利息の考え方

学生ローンで借りるということは、利息がかかるということである。
利息とは何か?
この質問に答えられる人はいるだろうか?

利息とは、お金を借りるにあたって、相手に支払う謝礼であり対価である。
もっと飛躍した考え方をすると、「時間をお金で買う」ということが成り立つ。
「時間を買う」という考え方は、学生ローンを利用する学生たちの間で生まれたものだ。

例えば、大学の友人と旅行に行く計画があったとしよう。
旅行に行くには金が必要だ。
しかし、それを今からアルバイトで補うには、時間的な余裕がない。

そこで、利息を払う事で学生ローンから金を借り、後でアルバイトで時間をかけて返していけば良いというのが「時間を買う」という発想の起源である。
「期限の利益」という法律用語をご存じだろうか?
返済が滞ったお客に対し、返済を迫ると「そのうち払うから同じことだろう」という詭弁を口にする者も少なくはない。
期限の利益では、法律によってこれを完全に否定するものである。
つまり、本来受け取るべく予定の金員に対して、それをあてにして営業資金を回転させるというのが企業社会の基本である。
しかし、これが入らなかった事により、本来得られる予定の新たな利益を、阻害されたと法律が保障解釈したものだ。
よって、「いつか払うんだからいいだろう」は全く以って詭弁であり、法律上もそれを許すものではない。
砕けた言い方をすれば、「いつか払う」は、具体的な期日の言及がなく、時間に付随する対価がいつ支払ってもらえるかがわからず、支払いの約束とは看做されないのである。
これもまた、「時間」が大きなキーワードとなり、「利息とは時間を兼ねで買うもの」という理論を立証するものといえよう。

もう一つこういう考え方がある。
大学を卒業し、社会人となった場合に収入面では学生時代を上回るが、今度は時間がなかなか取れなくなる。
取れたとしてもお盆やゴールデンウィークといった、割高の時期に加えどこに行っても人ごみだらけだ。
平日の長期間の旅行はまず無理だろう。
そうなると学生時代に行っておけば良かったと後悔することになる。
学生時代に学生ローンで資金調達し、その時代でしか味わえない事を、利息を払うことで時間を買うのである。
これもまた、時間をお金で買うという考え方に一致する。
支払う利息は一見無駄に見えるかもしれないが、貴重な時間を先取りできる対価と考えれば、決してそう高いものではない。
そう思うのだが、いかがだろうか?